定期テストや薬剤師国家試験で、得点を取るために一番大事な作業、それが暗記です。
この記事では、暗記のコツを3つのステップに分けてご紹介します。
目次
暗記の手順
step1:いきなり暗記しない。まず参考書・配布資料をくり返し見る
まずは、無理に暗記をしようとせずに、授業の配布資料や参考書を繰り返し何度も見ることから始めましょう。
最初から暗記をしようと頑張ってしまうと、のちのち大変になります。
なぜなら、暗記をするために、ゴロを作ったり、復唱したり、何度も紙に書くなどをいきなりすると、時間と労力が大量に消費されてしまいます。
暗記する範囲が少ないのであれば、それでも問題ありません。
しかし、大学の定期テストや、薬剤師国家試験の範囲は、大学受験までのそれとは比べ物にならないほど広大です。
ですので、出来るだけ、暗記する場所は絞った方がいいと思います。
配布資料や参考書を何度も繰り返しみるだけで、簡単なものや何回も出てくる記述は案外記憶に残ります。
それに加えて、繰り返し教材などをみていると、どこの部分が、頻出で、得点源になるかということも徐々にわかってきます。
そういうところから優先的に暗記していくことで、ますます暗記の効率も上がっていくのです。
step2:暗記をする~ゴロサイトを利用する~
step1で絞り込んだ、覚え切れない・かつ得点源になる内容を暗記する作業に入ります。
ゴロを活用していく暗記法を説明しますが、ここでも大事なのは、最初から頑張らないことです。
まず、自分で頑張らず、他の人の知恵を拝借することです。
私が学生時代によくお世話になっていたのがこちらのサイトです。
たくさんの薬学生から持ち寄られた秀逸なゴロが掲載されています。
自分でゴロを作るときは思いつかないような、覚えやすいゴロがたくさんあって目からウロコでした。
ゴロ以外にも、就職活動関連の情報共有も行っていますので、そのあたりもぜひチェックしてみてください。
その他にも、ゴロを扱っているサイトはたくさんありますから、「薬学 ゴロ」などと検索して、自分にあうゴロを見つけていくといいでしょう。
ゴロサイトを活用する最大のメリットは、ゴロを作るまでの労力と時間を省けるということです。
ただし、欠点もあります。
自分以外の人が作ったゴロではどうしても自分の感性とあわず、覚えにくい場合もありますし、自分が覚えたいと思っている内容のゴロがそもそもネット上探しても見つからない場合があります。
その段階になって、ようやく自分でゴロを作るようにしていました。
step3:暗記をする~自分でゴロを作る~
具体例からお話しましょう。
例題「葉緑体(クロロフィル)に含まれている金属は何か」
答「Mg(マグネシウム)」
これを覚えるために何を私が考えたかというと…
葉緑体…緑….
マグネシウム…マグ….
そうだ!緑のマグカップか(笑
というわけで、こんな感じの文章とイラストをiPhoneのメモに貼り付けていました。
未だに覚えているゴロです(笑
ゴロを作るときは、オヤジギャグ的な発想が大事です!
くだらないことほど、頭に入りやすかったりしますから…(苦笑
文字だけで残すより、画像がある方が、インパクトが大きく、記憶に残りやすいですよ。
勉強の息抜きに、軽い気持ちで考えるといいと思います。
逆に頑張ってひねりすぎたゴロだと、あとで思い出しにくいので、ちょっと考える程度でできたゴロの方がちょうどいいと思います。
ネットで見つけたり、自分で作ったゴロは、iPhoneのメモ帳などにまとめる
ネットで見つけたゴロや、自分で作ったゴロは、せっかくなのでのちのちも使えるような形でまとめておきましょう。
私は何回も見直せるように、iPhoneのメモ帳に貼っていました。
移動先でも、見直せますし、写真も簡単に貼れますからね。
緑のマグカップみたいなゴロも、イラスト付きで保存できます。
また、タイトルやキーワードを残しておくと、あとから検索もできるのでとても便利です。
ぜひ、試してみたください。