度重なる核実験やミサイル発射で国際的にも批判されてる北朝鮮は、アメリカのトランプ政権からテロ支援国家の再指定をされました。
ならず者国家の烙印を押された北朝鮮が、更なる軍事挑発に出ることが危惧されますが、戦争に発展しないか気がかりなところです。
今回2度目のテロ支援国家に指定された北朝鮮ですが、今後より国際的に孤立していくのか、また指定され今後どうなるのかを調べました。
目次
そもそもテロ支援国とは?
テロ支援国とは、テロ行為をしている組織や団体に金銭面や武器を渡したりして援助している国のことをいいます。
テロ支援国に指定される基準
明確な基準はありませんが、テロ行為をしていたりテロ行為をしている国などを支援するとテロ支援国として指定されるようです。
北朝鮮がテロ支援国に指定された理由とされるのは、マレーシアで金正男さんが暗殺されたのが北朝鮮の国家ぐるみの犯行でテロ行為に該当したからのようです。
このことで北朝鮮がテロ支援国に該当するかは微妙な感じもしますが、ならず者国家に指定したいというアメリカの思惑があるのでしょう。
北朝鮮は再指定とあるが、いつ以来なのか
今回テロ支援国に再指定された北朝鮮ですが、最初にテロ支援国に指定されたのは1988年の1月です。
この時の指定理由は1987年11月の大韓航空機爆破事件が北朝鮮国家が関与したとしてテロ支援国に指定されたのがはじまりです。
この事件は北朝鮮工作員が日本人に成りすまして、大韓航空機を爆破して多数の死者を出した卑劣なテロ行為でした。
北朝鮮をテロ支援国に指定したアメリカの意図は?
アメリカからしたら北朝鮮をテロ支援国に指定することで、世界中の国々に北朝鮮がならず者国家とアピールすることで世界の国々を味方にしたい意図があるのかもせいれません。
また、北朝鮮に経済制裁を課すことで、北朝鮮を核放棄に向けた対話路線に引きずり出すねらいもありそうですが、かなり困難でしょう。
テロ支援国家再指定された北朝鮮の今後は?報復はある?
テロ支援国に指定されてしまうと、アメリカ国内での北朝鮮関連の金融口座の凍結や、人道支援以外の経済支援の全てが断絶されるので、北朝鮮は苦しい状況になると予想されます。
ただ、これで北朝鮮が大人しくなるかは疑問です。
2度目のテロ支援国に指定された北朝鮮は、今後は更なる反発と軍事挑発に出る可能性は高いと思われます。
番外:過去にはどんな国が指定されてるか
北朝鮮以外にも過去にテロ支援国に指定された国はありますが、現在はテロ支援国の指定を解除されてアメリカと友好関係になっている国も少なくありません。
今現在もテロ支援国に指定されている国は、シリア・イラン・スーダンがありました。
また過去にテロ支援国に指定されていて今は解除されている国は、南イエメン・イラク・リビア・キューバがあります。
最近ではキューバと友好関係の兆しが見えてきたニュースが記憶に新しいですが、北朝鮮にもキューバのように分かりあう日が来てほしいものです。