あなたは、猫と遊ぶのは得意ですか?

実は私の母親は大の苦手なんです…。

 

目の前でおもちゃをぶらぶら揺するだけ。

端から見ているとおもちゃでペチペチ猫の顔をなでているみたいになっています(笑

しまいには、猫があくびをしてぷいっとどこかにいってしまうことも…。

 

そこで、私の母のように猫と遊ぶのが苦手な方でも簡単にできる、猫との遊び方を伝授しちゃいます♪

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猫は大人になると遊ばなくなるの?

kitten

よく大人になると猫は遊ばなくなるって聞きませんか?

実はこれは間違い!

大人の猫でもちゃ~んと遊ぶんですよ。

 

ただ、子猫のときほど活発ではなくなるので、遊ばないと勘違いされがち!

でも、猫にとっての遊びの意味をしっかり理解すれば、大人の猫でもちゃんと遊ぶことを納得していただけると思います^^

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「遊び=狩り!」狩りの成否は死活問題

cat_and_mouse2

子猫の頃、いつも無邪気に駆け回っていた子猫も、大人になると、猫も人間と同じで落ち着いてきます。
(やんちゃしてた若者が、成人して丸くなる感じ)

ただ、それ以上に私が重要だと感じるのは、大人の猫になると、今までたくさん遊んで蓄えた経験をもとに「知恵をつける」ということです。

 

人間にとってはおもちゃ遊びでも、猫にとっては狩りなのです。

狩りの成否は生死にかかわります。

 

子猫の頃なら、なにも考えずただただひたすら獲物の後を追いかけていました。

でもそれでもおもちゃ(獲物)はいっこうに捕まらない。

なのにどっと疲れる。

 

こんなこと野生で繰り返していたらどうでしょう?

 

獲物も捕れないのに、動いた分きっちりお腹だけはぺこぺこ。

もう次の狩りに繰り出す元気がない…。

となったら餓死してしまうかもしれません。

ですから多くの猫は生き残るために、いままでの経験から学習し賢くなります。

 

「どうしたら最低限の労力で獲物を捕まえられるだろう?」と。

 

その結果獲物の動きをよく観察し、次のような行動をとるようになります。

 

  • 体力温存のために、明らかに獲物でないものは追わない

→おもちゃを獲物っぽい動かし方をしないと反応しなくなる

 

  • 体力温存のために、物陰で待ち伏せをするようになる

→物陰から飛び出すあるいは物陰にかくれるようにおもちゃを動かすと飛びつく

 

このように、猫の気持ちをちょっと意識するだけで、おもちゃの使い方も変わってくるはずですよ!^^

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猫と上手に遊ぶコツ

 

いよいよ、猫と上手に遊ぶコツをご紹介します♪

 

猫の遊びたい時間帯に遊ぶ

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猫と遊ぶときはタイミングが重要です。

わんちゃんの場合は、ご主人様が一番ですので、わんちゃんがご主人様の都合に合わせてくれます。

 

しかし猫はマイペース!

飼い主が「あそぼ~よ~」といっても知らんぷり。

かと思えば、飼い主が全然別のことに集中していると「あそぼ~よ~」とすり寄ってきたり。

 

ほんと、猫って気ままな生き物です( ̄∇ ̄)

 

一般的に猫が活発になる時間帯は食事の前といわれています。

 

というのも、猫の生活には

狩る→捕まえる→食べる→グルーミング→寝る

という一連の流れがあるためです。

(アメリカで有名な猫のしつけ人、ジャクソン・ギャラクシーも提唱)

 

食事前は空腹。

空腹時には狩りの本能が刺激されるのです。

 

ですから、エサの時間が明確に決めていない置きえさスタイルだと、遊びたい時間帯を見つけるのは少しむずかしいかもしませんね。

 

ただ、猫の生活スタイルは個体差があります。

野生の本能で夜活発になる子もいれば、飼い主の生活スタイルに合わせて朝活発になる子まで。

 

あなたの猫ちゃんの生活リズムを観察するようにしてみましょう!

 

待ち伏せに適した物陰を利用する

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賢い大人の猫は、待ち伏せに適した物陰を好む傾向にあります。

同じおもちゃを使うのでも、開けた場所で動かすのと、物陰から飛び出すようにおもちゃを動かすのでは全然反応が違うこともよくあります。

 

死角にはソファの角やクッションの影といったものが利用できます。

ちょうどいい物影がないときは、ちょっとした工夫で物影を作ることができます。

 

段ボールを置く

段ボールは猫と遊ぶ上で最強のアイテムです!

軽いし、加工しやすく、コストもほぼ0!

猫が壊しても飼い主のダメージが少ない(笑

 

段ボールをそのまま置くだけでも十分楽しいですが、穴をあけて向こう側に通り抜けられるようにしたり、手だけ出せるようにすると、遊びの幅がひろがります。

 

猫用トンネルを活用

他のインテリアとの兼ね合いで、見た目の良くない段ボールを家に置きたくないという場合や、お金に余裕のある場合は、猫トンネルもオススメです!

 

中にいる猫が、外を覗いたとき、おもちゃがゆっくり入り口を横切って見えなくなった瞬間、飛びかかること間違いなしです!!

 

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おもちゃを獲物っぽく動かす

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大人の猫にとって必要なのは、おもちゃを本物の獲物っぽく動かすことです!

そのコツを一つずつみてみましょう^^

 

おもちゃを動かすときは、捕まえられそうで捕まえられない距離をたもつ

すぐ捕まえられてしまう獲物は猫にとってつまらないものです。

(人間でいうと、すぐ攻略できるゲームはつまらないようなものでしょうか)

また、すぐ捕まってしまうというのは「命がけで必死に逃げる獲物」の動きとは異なりますよね。

 

逆に全然捕まえられない獲物にも飛びつきにくいです。

全く捕まえられる見込みがないのに闇雲の飛びついては体力の無駄ですからね。

 

猫が捕れそうで捕れないギリギリで獲物を動かしましょう。

 

おもちゃの動きに緩急をつける

猫と遊ぶのが苦手な人がやりがちなのが、「一定のリズムで絶えずずっとおもちゃを動かす」ということ。

これはNGです。

 

獲物が常に一定のリズムで移動していると、猫としては襲いかかるタイミングが掴めずじっとしたままになってしまいます。

 

おもちゃを動かして、猫の注意をひいたあとに、あえておもちゃの動きをゆっくりにしたり、止めたりすると非常に効果的です。

獲物の動きが緩やかになったり止まった瞬間、「しめた!」とおもって狙いを定めます。

そして襲いかかります。

 

狙いを定めている最中、猫は前傾姿勢で体全体に緊張感がみなぎっています。

かつ、襲いかかる瞬間、瞳孔が開いて黒目が大きくなります。

この瞬間におもちゃを動かせば、ほぼ確実に猫が釣れます。( ̄∇ ̄)

 

おもちゃのローテーション

猫は飽きっぽい生き物です。

同じおもちゃを毎日使っているとすぐに飽きてしまいます。

昨日はあれだけ飛びついていたおもちゃも、翌日は反応がいまいちということもしょっちゅう。

できれば毎日別のおもちゃにローテーションすることが理想です。

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猫が好きなおもちゃを見極める

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猫によって、好きなおもちゃの種類って千差万別です!

 

ちょっと例を挙げるだけでも

  • 隠れる系(トンネル/段ボール/紙袋)
  • 投げる系(クッシュボール/ピンポン球)
  • 鑑賞系(猫テレビ/テラリウム)
  • 猫じゃらし系
  • 釣り竿型の猫じゃらし系
  • レーザーポインター

などなど…。

いろいろあります!

 

でも、どれがあなたの猫ちゃんに合うかは実際遊んでみないとわかんないんです。

 

ちなみにウチの猫は、あんまり鑑賞系のおもちゃや猫じゃらし系のおもちゃには興味ないんですよね…。

その一方で、釣り竿型の猫じゃらしが大好き!

特に次の2つは大好きです!

 

 

 

くるくる回したときに風切り音がでて、本物の鳥っぽい!

ただし、ちょっとごついので猫ちゃんにぶつかったとき怪我が心配。

扱いに慣れるまでは優しく動かす感じがグッド!

 

好みのおもちゃがわかるまで、高いおもちゃは買わない

 

人間がよかれと思って高いものを買ったって、猫が全く遊んでくれないことなんてしょっちゅう(T-T)

このおもちゃもそこそこの値段はしましたが、我が家の猫は全然遊んでくれませんでした…。

 

 

せっかく買った高いおもちゃを使ってくれないと、モチベーション下がりませんか?

猫のせいにして、遊びたくなくなることも(笑

 

ただ、人間がいいと思うものと、猫がいいと思うものは別物です!

  • 荷造りようのビニールひもを棒にくっつけただけ。
  • ただの長いひも
  • 結束バンドを丸くしだけ。
  • 買い物のレジ袋

私たちからすれば、ただのゴミでは?っともうものが好きだったりするんです(苦笑

ですから、最初は身近にあるものをおもちゃとして使ってみて、どの系統のおもちゃが好きそうか試してみるといいかもしれません。

 

遊びの時間を制限する

hourglass

大人になった猫との遊びの時間は制限する方がいいといわれています。

なぜなら、長時間遊ばせるとおもちゃにすぐ飽きてしまうからということらしいです。

 

しっかり遊ばせることができれば、1日2回各15分程度で十分といわれています。

(ただ、ベンガルのように活発な品種だともっと遊ぶ時間と運動量が必要です)

飼い主さんも、なかなか時間がないことが多いでしょうから、これは助かりますね。

 

最後は狩りの成功で終えるけれど、おもちゃはすぐに回収

 

おもちゃ遊びの終了は、猫がおもちゃを捕まえたとき(=狩りが成功したとき)がいいといわれています。

そうすると自信がつきますし、フラストレーションもたまりませんからね^^

 

ただし、おもちゃを捕まえた後は、ずっとおもちゃを持たせたままにせず、早めに回収することをオススメします。

 

理由はいくつかあって

  • 唾液で自分の臭いがつくとそのおもちゃにすぐ飽きてしまう
  • おもちゃを噛むことで、すぐに壊してしまう
  • 壊したおもちゃの破片を誤食してしまう

ということが考えられるからです。

特に、一番最後の誤食には注意したいですね(汗

 

いかかでしたか?

以上のポイントを踏まえた上で、あなたの猫ちゃんと楽しく遊んでみてくださいね♪

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