職場体験のお礼を書いてみましょう。
お礼の手紙を書くことはそんなにむずかしいことではありません。
お手本の文章を載せるので参考にしてくださいね。
文章をそのままコピペするのではなく、例文を参考に言葉や文章の順番を変えて、心を込めた自分らしいお礼状を作ってみてください。
目次
お礼状の例文
文章に書く内容を初めから順番に解説していきます。
実際にあなたが手紙で書く文章は、「水色の文字」で表記しています。
宛名
まず手紙の一番先頭に書くのがあて名です。
あて名はとても大切です。学校で事前にもらった資料をしっかり見て書き間違えないようにしましょう。
【会社名】「◯◯株式会社/株式会社◯◯」
株式会社の部分は(株)と略したりしないで正式名称を書きましょう。
また会社によって「株式会社」が前についたり後ろについたりします。
資料でしっかり確認してください。
【肩書き】「〇〇部 課長」
【相手の名前】「〇〇〇〇様」
↑わかる場合は、名字だけでなく下の名前も書きましょう
何人かの方にお世話になったときは、「◯◯の皆様」とまとめてもいいです。
自分の名前
「◯◯中学校/◯◯高等学校の▲▲▲▲(自分の名前)です。」
中学・高校と訳さずに正式名称を書きましょう。
自分の名前はフルネームで書きましょう。
職場体験のお礼
「先日の職場体験では大変お世話になりました。」
このほかにも、
「大切なお時間を割いていただき、ありがとうございました。」
「温かく迎えていただきとても楽しい時間でした。」
などでもOKです。
体験を通して学んだこと
文章全体のなかでここが一番大切です。
仕事の大変さ、楽しさなどに注目して自分が感じたことを書きましょう。
例をいくつか挙げたので、手紙のスペースを考えて1~2個入れれるといいでしょう。
「職場体験をして、どんな時もお客様に対して笑顔で接する姿に感動しました。」
「職場体験では、責任感を持ってきちんと仕事をこなす皆さんの姿に心を打たれました。」
「実際仕事の一部を体験してみて、こんなに大変なことを毎日していることに驚きました。」
「〇〇という仕事に対し、~というイメージを持っていましたが、実際は▲▲でびっくりしました。」
例文にこだわらずに自分が素直に感じたことを書いてみてください。
体験を今後どう役だったか、役立てるか
体験したことを書くだけでなく、その体験が「どう役に立ったか、今後どう役立てるか」まで書けると内容が深まり、感謝の気持ちがより伝わります。
ここでも例をいくつか挙げたので参考にしてみて下さい。
「働くことの大変さを知り、あらためて両親(/お店で働く店員さん)に感謝することができました。」
「私が将来大人になって働くとき、苦しいことにぶつかることがあるかもしれません。でもこの経験を活かして頑張ろうと思います。」
「自分が今まで全くやったことのないことも、怖がらずにどんどんチャレンジしていきたいと思います。」
「自分の苦手なことと得意なことが確認できたので、将来の進路を選ぶ上で大変参考になりました。」
ここも例文にこだわらずに自分が素直に思ったことを伝えてみてくださいね。
最後にもう一度、実務実習のお礼
「お忙しい中、優しく丁寧に働くことの大切さを教えていただき本当にありがとうございました。」
日付、名前
【日付】「◯◯年◯月◯日」
【学校名】「◯◯中学校/◯◯高等学校」
【自分の名前】「〇〇〇〇(フルネーム)」
ポイント
さて、これでお礼状に書く内容はつかめましたね。
次にお礼状に関して気をつけるべきポイントです。
お礼状を書く前
- 下書きを書く
しっかりしたものである必要はありません、スマホのメモ機能を使った走り書きでもOK - 母さん、お父さん、先生に一度文章を見てもらう
間違いなどがあったら直してもらいましょう - 具体例を入れる
「いろいろ勉強になりました。」とあいまいな言葉は避けて具体的に考えたことを書きましょう。
お礼状を書くとき
- 心をこめてゆっくり丁寧に書く
上手な字じゃなくて大丈夫です - 鉛筆ではなくボールペンで書く
書き直しができないので鉛筆で事前に下書きしましょう - インクが手にすれて紙を汚さないよう注意
その他
- 手紙を入れる封筒の住所やあて名は正しく書けているか確認
- 封筒にはる切手が料金不足にならないように注意
- 職場体験が終わってからできるだけ早く書く
理想は3日以内。遅くても1週間以内に郵送しましょう
ここであなたが学んだ文章を書く技術は、就職活動や社会人として働くときにも必ず役に立ちます。
ぜひ記事を参考にポイントをマスターしてくださいね。