飼い猫がいなくなってしまった…。
あなたはショックを受けてどうすればいいか途方に暮れていることでしょう。
私も自分の飼い猫がいなくなったときは、どうしたらいいかわからずとても不安でした。
しかし、迷い猫がいなくなったときの対処法はそこまで難しくはありません。
一つずつ、順番に説明していきますので、まずは落ち着いて、ご自分のできることから実践してみてくださいね!
目次
各種機関に連絡
あなたの飼い猫が誰かに保護されたとします。
そのような場合、行政機関や動物病院に持ち込まれることが一般的です。
そうしたとき、事前に届け出がされていないと、「迷い猫」ではなく「野良猫」として扱われてしまいます。
最悪そのまま殺処分というケースもあり得ます。
そのような悲劇を未然に防ぐために、以下の機関にしっかり電話などで届け出をしておきましょう。
- 警察
- 動物愛護センター
- 保健所
- 市役所※1
- 清掃局※2
- 動物病院
※1 お住まいの地域によって、担当の課が異なります。
一度「お住まいの市町村名+迷い猫」などと検索すると、担当部署の名前と電話番号がでてくるはずです。
※2 清掃局は、街の清掃活動を仕事としています。
あまり考えたくはありませんが、万一猫ちゃんが事故に遭ってしまったときに現場の清掃も行います。
連絡を取りたい場合は、市役所のから取り次いでもらうとスムーズかと思います。
協力してくれる人を集めましょう
私もそうだったのですが、猫ちゃんに愛情が深ければ深いほど、いなくなったときの不安感や焦燥感がすさまじいです。
一人で抱え込んでしまうと、絶対、心がパンクしてしまいます。
そうならないために、そして少しでも、猫ちゃんが見つかる確率を上げるために、協力してくれる人を集めましょう!
家族でも、恋人でも、友達でも、ご近所さんでも、片っ端から声をかけましょう!
あなたが困っていると知れば、きっと助けてくれるはずですよ!
ポスター/チラシ
作成方法
ポスターやチラシはワード/エクセルが使える環境であればご自身で作ることも可能です。
しかし、素人が作ったチラシだと、どうしてもインパクトに欠けます。
ですので、猫のチラシの作成を専門に請け負っているところにポイントを教えてもらったり、依頼するのがベターです。
有名どころはねこてっくすさんがチラシの作成をしてくれます。
また、ポスターは風雨にさらされる野外に貼ることもあります。
その場合を想定しても、やはりプロの印刷業者に依頼するのが無難でしょう。
配布方法
~ポスター~
ポスターはお店や施設にお願いして貼らせていただいたり、電柱などに貼る場合もあるでしょう。
しかし、電柱は本来チラシは貼っていけない場所です。
(ただ迷子猫探しのような目的の場合は黙認される場合が多いようですが…。)
電柱に貼る場合は自己責任でお願いします。
そして、ポスターを掲示させていただいた場所と電柱は、かならず地図に記録しましょう。
こうすることで、ポスターの掲示範囲を拡大するときにも役立ちますし、猫ちゃんが見つかった場合は、その情報をもとに速やかにポスターの回収作業ができます。
~チラシ~
チラシは、猫ちゃんがいなくなった場所を中心に、円形に配るようにしましょう。
郵便受けにどんどん投函していきましょう。
ネットの迷子猫掲示板へ登録
インターネット上に、迷子猫の掲示板があります。
有名どころは以下の4つです。
猫ちゃんが見つかる確率を上げるために、すべての掲示板に登録することをオススメします。
メールアドレスは、迷惑メール防止のためyahoo/gmail/exciteなどのフリーメールで、猫ちゃん探索用のメアドを取得することがオススメです。(各リンクをクリックすると、新規フリーメール作成ページに飛びます)
そして、ここもポイントですが、このような掲示板では、迷子になった猫だけではなく、保護した猫の情報を登録することもできます。
こまめに、保護猫の情報もチェックして、あなたの猫ちゃんが保護されていないか確認しましょう。
ペット探偵に依頼する
迷い猫/迷い犬探しを専門に請け負うペット探偵に依頼することも可能です。
素人には難しいポスター/チラシ作成と配布、聞き込み作業などもこなしてくれます。
私はペット探偵に依頼したおかげで大変助かりました。
私が実際にペット探偵に依頼したときのメリット/デメリットをまとめましたので、よければ参考にしてください!
【関連記事】【体験談】飼い猫探しにペット探偵を雇うべき?評判なのはどこ?
家で準備を整える
家の周りにトイレの砂をまく
いなくなった猫が、自分のにおいを頼りに帰ってこられるように、自宅の周りに猫が使用したトイレ砂をまきましょう。
この臭いは雨が降るとリセットされてしまいます。
そのたびに砂を新しくまき直しましょう。
そのため、砂はなくなってしまわないように、少しずつ使うようにしてください。
撒きエサの可否
撒きエサの可否については賛否両論です。
「撒きエサに釣られて帰ってきました!」
という意見がある一方、
「撒きエサをしたせいで、野良猫が縄張りを広げてしまい、猫が自宅に帰りにくくなる」
という意見もあります。
私の家の周りは野良猫が多いこともあり、撒きエサはしませんでした。
近所を捜索
捜索時の装備
せっかく猫ちゃんをみつけられても、準備が不十分だったばかりに取り逃がすなんてことがあっては悲しいですよね。
そうならないために、事前に持ち物を確認しておきましょう。
- エサ・・・・・・・・・おびき寄せるときに使います。
- マタタビ・・・・・・・マタタビが効くのなら、メロメロになり捕まえやすくなります。
- タオル/洗濯ネット・・捕まえるときはこれらで覆って動きを封じましょう。
- 軍手・・・・・・・・・外では気が立って、爪を出すことも。引っかかれ防止です。
- キャリーケース・・・・自宅まで安全に連れ帰るために必需品!
- 地図・・・・・・・・・紙媒体がオススメ。捜索範囲を記録しておき、漏れをなくしましょう。
- 懐中電灯・・・・・・・昼でも暗い物陰や、夜の捜索のお供に。猫の目の反射をとらえるのにも便利!
捜索範囲
猫の捜索範囲は、
- 完全室内飼い/放し飼い
- 去勢・避妊/非去勢・非避妊
- オス/メス
- 猫の性格
- 自宅から失踪/動物病院などの出先から失踪
などによって捜索範囲は変化します。
ただ猫は、基本的に自分の縄張りからそんなに遠くへは行かないものです。
いそうな場所を、何度もしつこいくらい時間帯を変えて探すようにしましょう。
猫ちゃんが見つかりやすい条件
猫は、かくれんぼの天才です。
猫が本気で隠れてしまえば、なかなか人間が見つけることはできません。
猫ちゃんが、自分から出てきてくれる時間帯や条件を把握し、それに合わせた捜索スケジュールを練りましょう!
夏は涼しい夜に、冬は暖かい昼間に行動しやすい
猫は、気温の変化を敏感に感じとっています。
家の中でも、快適な場所を探す名人ですよね?
そのセンスを活かし夏は涼しい夜に、冬は暖かい昼間に行動する傾向にあります。
雨上がりはチャンス
猫は濡れるのが大っ嫌い!!
その嫌いぶりは徹底されていて、大雨の中迷子になった猫が、全く濡れずにおうちに帰ってきたというのはよくある話のようです。
雨に日はひたすら物陰に身を隠して、雨をしのいでいます。
なので、連日雨の降り続いたあとの晴れ間はチャンスです!
ご飯を食べられずじっと空腹に耐えていた猫ちゃんも、エサを求めて外に出てきます。
捜索のコツ
猫は音に敏感です。
黙って探すのではなく、できるだけ名前を呼んだり、大好きなエサの袋をガサガサさせながら探していると、でてきやすくなります。
猫を発見したら
外で過ごした猫は、一般的に警戒心が高くなります。
飼い主のあなたでも容易に捕獲させてくれません。
まずは一定の距離を置いてじっとし、エサで注意を引くなどして、向こうから来てくれるのをじっとまちましょう。
そして、いざ捕まえたら、タオルや洗濯ネットでしっかり固定するか、キャリーケースに速やかに入れるなどして、再度脱走することがないようにしましょう。
捜索の心得
私が自分の飼い猫を捜索しているとき、一番大変だったのが、モチベーションを保つことでした。
探し歩くときは、車の下をのぞき込んだり、猫の名前を呼んでみたり…。
「端から見ると不審者だよねぇ」と思い恥ずかしさを感じていました。
それに、広大な捜索域のなかから、小さな猫一匹見つけることがいかに大変か…。
実際に探しあるいて思い知りました。
「こんなの無理ゲーだ!」
と、何度あきらめたくなったことか…。
しかしすべては愛する猫を見つけるためです。
恥ずかしがったり、ましてやあきらめている場合ではないのです!
でも、頭ではわかるのですが、なかなか実行するのは私は難しかったです。
そんなときに近所の人や、友達、恋人が協力してくれたので非常に助かりました。
困ったときは、遠慮せず、まわりのひとに甘えてしまいましょう!
飼い猫が見つかったら
このような努力の末、飼い猫が見つかったら、まず協力してくださった方々にお礼に行きましょう。
猫探しをしてくると、決して快くおもわない人もいる反面、多くの方が、心配し、協力を申し出てくれることに驚くはずです。
私の飼い猫は、このような親切な方々のおかげで無事に家に帰ってきました。
猫探しはこのような方々の善意で成り立っています。
お礼は忘れないようにしてくださいね。
あなたの猫ちゃんも、早く見つかることを祈っています!