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今回は、講義を積極的に受ける方法~目次の活用法~をご紹介します。
目次
当たり前のことが、意外に難しい
成績を上げるためには、講義を積極的に受けることが大切です。
おそらくこのことには多くの方が、同意してくださるでしょう。
しかし、この当たり前のことが、意外に難しいとは思いませんか。
私がまさにそうでした。
私にとって、大学の講義は”つまらなくて、難しい”ものでした。
ついつい他のことを考えたり、居眠りをしてしまったりしました。
その結果、ますます講義についていけなくなるという悪循環に陥ってしまいました。
”つまらなくて、難しい”理由を考える
当時の私は、全く意識していませんでしたが、”つまらなくて、難しい”と感じる原因はいくつかあると思います。
そしてそれらは、自分の行動で「変えられるか」「変えられないか」という2つの分類に分けることができます。
自分の行動で「変えられない」原因
①そもそも講義内容に興味をもてない
②60~90分という長期間、椅子に座り続けなければいけない
①そもそも講義内容に興味をもてない
人は、自分が楽しいと思える対象をコントロールできません。スマホやゲーム、友達と遊んだりおしゃべりすることは自然に楽しいと感じますが、勉強は、なかなかそうはいきません。
大学の講義にだって十分面白いと思える方も、中にはいらっしゃると思います。
しかし私は、あまり楽しいという感覚が分からずにいました。
(勉強ができるようになるにつれて、自然と楽しいと思えるようになりました。ただし、そこまで心境が変化するには、時間がかかるので、今の段階では「変えられない」理由に分類しておきます)
②60~90分という長期間、椅子に座り続けなければいけない
自分の意思とは関係なく、長時間じっと椅子に座ることは結構ストレスです。
しかし講義中に自由に立ち歩くわけにはいかないので、これも自分の行動で改善することはできないといえますね。
自分の行動で「変えられる」原因
①講義の全体像がよくわからない
②教授の講義を一方的に聞いているだけ
①講義の全体像がよくわからない
講義の全体像がつかめないということも、講義を”つまらなくて、難しい”と感じる原因のひとつだと思います。
大学の講義は、高校までとくらべて、特に全体像が分かりづらいように感じます。
なぜなら、多くの講義が、教科書ベースではなく、パワーポイントのスライド形式で進むからです。
教科書であれば、章、各テーマ、実例などが、文字の大きさや段落分け、配置などで一目見てわかるように構成されています。
本の最初のページには目次もありますから、それを確認することで、自分の学んでいる内容の位置づけを確認することもできます。
しかしパワーポイントでは、すべてが同じ大きさのスライドに収められてしまいます。
その結果、いま表示されているスライドは、前のスライドの続きなのか、それとも実例なのか、それとも全く違う話題に転換しているのか、わかりにくいのです。
前者はいわば、地図を片手に進んでいる状態です。困難はあるものの、道筋が明確なのでそれほどストレスはないでしょう。
後者では地図なく闇雲に歩いているような感じです。
いつ終わるかもわからない、自分がどこにいるかもわからない状態では、同じ道のりでも、余計なストレスを感じてしまいます。
専門的な講義内容では、この様なささいなストレスも、理解を妨げる原因になりえます。
②教授の講義を一方的に聞いているだけ
講義に限らず、一方的に他人の話を聞く行為は非常に退屈に思います。
そして眠くなったり、わかったつもりになって聞き流すだけになってしまったり…。
でも、実はいま述べた2つ
①講義の全体像がよくわからない
②教授の講義を一方的に聞いているだけ
は、目次をつくることによって、改善できます。
講義の目次をつくろう
講義の目次を作るということは、自分のチカラで、地図を描くような作業です。
地図ができて、自分がどこを歩いているかわかると、闇雲に歩き回るストレスから開放されます。
それに地図を作成する作業は、積極的な行動です。
どんなふうに地図を書いていくのは自分で考えなければいけないので、退屈したり、聞き流したりする余裕はなくなってしまいます。
(目次の作成方法はここで書くと非常に長くなるので、別の記事でお伝えしますね)
講義を積極的に受けることによって得られるメリット
私は、講義の目次を作成したことで、講義は”つまらなくて、難しい”という認識が、少しずつ、”理解できて、楽しいもの”へと変化しました。
その結果講義を積極的に受けることができるようになりました。
得られたメリットを挙げると…。
①悪循環から脱出。好循環へ
以前の、”つまらなくて、難しい”状態では、ついつい他のことを考えたり、居眠りをしてしまったりしました。
そしてますます講義についていけなくなるという悪循環に陥ってしまいました。
そこから一転、”理解できて、楽しいもの”と感じるようになり、講義にますます集中する→講義内容を深く理解できるという好循環へシフトしました。
②目次は、復習の強い味方
目次は、講義中だけでなく、テスト対策に向けた復習でも威力を発揮します。
膨大なレジメの中から、欲しい情報だけを効率よく見つけ出したいとき、目次があれば、即座に発見できるのです。
まとめ
講義を積極的に受けるという当たり前の行為は意外に難しいです。
その助けになってくれるのが目次作成です。
目次をつくることで講義に集中するだけでなく、効率的に講義の復習ができるようになります。。