授業中に突然先生に当てられることってありませんか?
それだけでも怖いし、ドキッとしてしまいますよね。
それなのに答えられない質問をされてしまったら、すごく嫌な気持ちになります。
でも、ほんとうは、正解がわからなくても、まわりの先生や同級生がどう思おうが全然気にする必要なんてないんです。
その理由をまとめました。
目次
先生はなぜ授業中、生徒を当てるのか
そもそもなぜ先生は授業中に生徒をあてるのでしょうか?
基本的に多くの先生が生徒をあてるのは、いじわるではなく、生徒の学力を上げてあげたいという善意からです。
理解度を確かめたい
一方的に話しているだけでは、生徒が授業内容を理解しているかわかりません。
「いまのところ、わかった?」
と生徒に聞いても、なかなか理解度はわかりません。
そこで、問題を出して本当に相手が理解したか確認したいのです。
授業に集中させたい
授業はどうしても退屈になりがちです。
居眠りやおしゃべりをして授業に集中できなくなってしまうこともあります。
そこで、生徒を授業に集中させるために、いきなり生徒を当て、緊張感をもたせようとするのです。
生徒の気持ちに共感しきれていない
こういう意図があるのが分かっていても、苦手なこと、分からないことを人前で発表するのは嫌ですよね。
先生自身も生徒が嫌がっているのは感じているハズですが、質問はやめません。
それは上で述べたような2つの目的を大切にしていることもありますし、「先生自身、当てられる生徒の気持ちにあまり共感していないor忘れている」ということも考えられます。
先生は学生時代勉強ができた人が多いです。
だからこそ授業中に質問されて困った経験があまりなく、答えられなくて恥ずかしい思いをする気持ちがわからないのかもしれません。
仮に、嫌な思いをしたことがあっても何十年も前のことなので忘れてしまっている可能性もあります。
当てられて嫌な思いをする理由と対策
授業中にあてられて、答えられなくても、本当は恥ずかしいことでも何でもないんです。
そもそも100%完璧に答えられるのなら、学校に行く必要などないからです。
答えられない問題はあって当然なのです。
なのに「嫌だ」「恥ずかしい」と感じるのは次の理由があるからです。
答えられないことが恥ずかしいという空気
何度も言うように、質問に答えられなくとも、全然恥ずかしいことではありません。
でも教室には、
「答えられないことは恥ずかしい」
という空気があります。
「わかんなくてもいいじゃん!これから学べばいいんだし!」
という空気に変われば、きっと恥ずかしいと感じる必要もなくなりますが、実際問題難しいでしょう。
分かっているような顔をしている同級生も、実は…。
「答えられなことは恥ずかしことなんだ」
という空気があるから、
質問に答えられないあなたをからかってくる、あるいはすました顔で無視しているという構図ができてしまいます。
でも、そんな同級生は果たして自分は質問に答えられたのでしょうか?
あなたと同じように答えは分からないけど、たまたま先生に当てられなかったらバレなかっただけという人も絶対います。
むしろあなたが代表して、「分かりません」と先生に伝えたおかげで、みんなも解説を聞くことができるのです。
これは、感謝されるべきであって、あなたが笑われる義理はないです。
先生の仕事は教えること
あなたが間違えたおかげで、先生は自分の教えた内容がどれくらい伝わっているか理解できるし、補足の説明も加えることができるのです。
先生の「生徒に教えるという仕事の手助けをしてあげた」ともいえます。
だからといって、先生に向かって「教えるのが仕事でしょー」と上から目線で調子に乗りすぎるのはよくありません(笑
でも1日の5~6時間を過ごす授業を、
「怖いなぁ。嫌だなぁ」
と思いながら過ごすくらいなら、いっそのことこのくらい堂々と開き直っていいと思います。
まとめ:答えられないことは恥ずかしいことじゃない
授業中、分からない問題を当てられると思うと怖いし、ドキドキします。
でも本来分からない問題があることは当たり前だし、恥ずかしいことでもありません。
それを「恥ずかしいこと」と思わせる教室の空気がいけないのです。
それなのに、嫌な思いをしながら授業中を過ごすのはもったいないです。
ここは一度、
「先生やみんなのために間違えてあげた」
くらいに開き直ってみましょう。(ただし調子の乗りすぎには注意!)
あなたの授業に対するイメージが少しでも怖くなくなることを願っています。