高校生のあなたにとって企業見学は、初めて仕事や会社に触れる機会だと言えます。
企業の方と接することは、ご両親や先生、友達と接するのとは少し違います。
ですからどうしたらいいかよく分からず困ってしまいますよね。
でも大丈夫。
企業見学のあいさつやマナーはそんなにむずかしいものではありません。
ポイントを短く簡単にまとめたので、参考にしてくださいね。
あいさつ
あいさつのコツはとても簡単です。
「おはようございます/こんにちは。←あいさつ(時間帯によって適切なもの)
企業見学に参りました、←訪問の目的
○○高校の、←自分の所属先(省略せず正式名称で)
○○と申します。←自分の名前(名字だけで可)
本日はよろしくお願いします。←締めのあいさつ」
これだけ言えればOKです。
緊張して噛んでしまったり、ちょっとおかしな言葉づかいになっても全然気にする必要はありません。
企業で働いている方々の中には、あなたと同じ高校生のお子さんをもつ方も大勢います。
あなたが緊張しつつも頑張っている姿に好感を持ってくれるでしょう。
あいさつの最大の目的は相手に好感をもってもらうことです。
ちょっと敬語とかで小さな失敗をしたなと思っても、
元気で明るく
はっきり相手に聞こえる大きさで
相手の顔をみて
あいさつさえできればお互い楽しく企業見学ができますよ!
当日は緊張するかもしれません。
でも普段親しい友達相手だと緊張せず挨拶できているはずなので、自信をもって挑戦してみてください。
質問
質問する内容は事前に何個か決めておきましょう。
「自分が実際に働くとしたら?」
という気持ちでいると自然といろいろなことが気になって来るはずです。
例えば、
- 会社の強み
- 今後の経営方針
- 入社後のキャリアプラン
- 働きがい
などを中心に考えておくといいでしょう。
ただし、事前に質問を考えていても
- 企業見学で答えが説明されてしまった
- 他の参加者の質問とかぶってしまった
なんてことも考えられます。
そのような事態を避けるためにも企業見学の説明をしっかり聞いて気になったところはメモしましょう。
そしてメモをもとにどんな質問をするか当日考えてくださいね。
マナー
相手に好感をもってもらうためにマナーには気をつけておきたいですね。
特に気をつけてほしいマナーを2つご紹介します。
メモをとりながら説明を聞く
企業の方の話はぜひメモをとりながら聞いてください。
前の項目で説明したように、メモをすれば質問を考えるのに役立ちます。
それだけではなく、あなたが一生懸命メモをとりながら話を聞いてくれると、説明してくれる企業の方も嬉しくなってどんどんいろんなことを教えてくれます。
やる気があるというアピールにもなります。
また相手の話を素直に聞いて吸収しようとする姿勢は社会人になって大事な能力ですから、企業にとって欲しい人材に近づけるでしょう。
おしゃべりをしない
自分以外に一緒に企業見学をする人がいるときの注意点です。
説明を受けているときはもちろんですが、それ以外の時間おしゃべりをするのはあまりいい印象を持たれません。
小さな声なら問題ないだろうと思うかもしれませんが、実際はかなり目立ちます。
自分ではそんなつもりはないのに、
こそこそ話している、笑っている
とマイナス印象をもたれたらもったいないです。
気をつけましょう。
服装/身だしなみ
当日の服装は特に指定がなければ高校の制服で問題ありません。
清潔感を大事にしましょう。
汚れやふけがついていないか、シワシワになっていないか確認しておきましょう。
髪型も注意です。
- 色が明るすぎ
- 前髪で目が隠れる
- 整髪料をたくさんつけている
などは避けた方が無難です。
女の子の場合お化粧はしない、するとしても薄化粧にした方がいいでしょう。
たぶん既に学校の校則でうんざりずるくらい先生に注意されていると思います。
ここでもそんなことを言われて余計うんざりだとは思います。
でもやはり企業側があなたを見るとき一番最初に目に入る服装や身だしなみはとても大切です。
ここでマイナスの評価を受けるのはとてももったいないです。
終わりのあいさつ
企業見学の終わりもしっかりあいさつしましょう。
企業見学は企業の収益には直接繋がりません。
しかし案内してくれた企業の方は通常業務の合間に事前準備をすすめ、当日の案内をしてくれています。
「貴重なお時間をいただきありがとうございました。とても勉強になりました。」
と、しっかり感謝の気持ちを伝えられたら素晴らしいです。
以上お伝えしたポイントを参考に、企業見学にのぞんでみてくださいね。