今回の記事では、三単現のSがついた文章の、疑問文と否定文の作り方をご紹介します。
あなたがそもそも、三単現の意味やルールについて理解していない場合、【関連記事】三単現のSとは?付け方を徹底解説!【分かりやすい図解付き】に三単現のSについて詳しくまとめているので、まずはそちらを参考にしてみてくださいね。
一見難しそうに見える三単現の疑問文や、否定文。
授業を受けたけれどあまりわからなかったと感じているかもしれませんね。
でも大丈夫!
あなたが今どんな英語レベルでも理解していただけるように、基本的な事項から丁寧に、図解付きで解説しています。
一緒に楽しく英語をマスターしていきましょう!
三単現の疑問文・否定文は、一般動詞の疑問文・否定文とそっくり!
実は、タイトルにもあるように、三単現の疑問文・否定文は、一般動詞の疑問文・否定文をほんのちょっとアレンジしただけなんです!
ですから、一般動詞の疑問文・否定文の作り方と比べることでとても分かりやすくなりますよ^^
一般動詞がよくわからない!と言う場合は、【関連記事】図解付き!英語の疑問文の作り方(一般動詞とbe動詞の違い)もオススメです。
ですが、この記事を読むだけでしっかりと完結するので、まずは、この記事の本文を読み進めてみて下さいね!
三単現の疑問文・否定文を学ぶ前に:語順を知ろう
これから三単現の説明をしていくわけですが、より理解を深めるために、英語の語順を学ぶことが大切です。
英語は単語が置かれる場所によって意味が固定されています。
左から順番に
「だれ・なにが/です・する/だれ・なにに/だれ・なにを/どこ/いつ」
となります。
例外はあるものの8割くらいの語順が、これで説明できます。
※これは、京都大学教授の田地野彰先生が推奨している方法です。
詳細を知りたい方は別記事のリンクをご参照ください。
肯定文
まずは一般動詞の肯定文を見てみましょう。
肯定文とは、いわゆる普通の否定形にも、疑問文にもなっていない、一番単純な文章とおもってもらえればOKです。
一般動詞の肯定文の例として、次の例文を用意しました。
例文)You play tennis.(あなたはテニスをします。)
一方、三単現のSがついている肯定文の例文として、次の例文を用意しました。
例文)She plays tennis.(彼女はテニスをします。)
playsのsが三単現のSと呼ばれる物です。
否定文
次に、一般動詞の否定文の作り方をみてみましょう。
例)You play tennis.(あなたはテニスをします。)
→You do not (don’t)play tennis.(あなたはテニスをしません。)
ここで注目していただきたいのが、青い四角の中です。
肯定文と比べると、playの直前にdo notが追加されていることがわかりますね。
次に三単現のSがついた文章の、否定文の作り方をみてみましょう。
例)She plays tennis.(あなたはテニスをします。)
→She does not (doesn’t)play tennis.
やはり、ここでも注目していただきたいのが、青い四角の中です。
playの直前にdo notが追加されているのは、先ほどの一般動詞の否定文と全く同じです。
唯一異なるのは、肯定文のとき、playにくっついていたsが外れ、かわりにdoの後ろに、esとちょっとだけ形をかえて、sがついていることです!
(※doSではなくdoesとなるのは、do のように「-o」 で終わる語では、esをつけるというルールがあるためです。)
疑問文
いよいよ、最後に疑問文の作り方をみてみましょう。
まず、ふつうの一般動詞の疑問文の作り方です。
例文)You play tennis.→Do you play tennis?
注目すべきは次の3点です。
- もともとあった単語の位置は移動しない。
- 文の一番最後はピリオド(.)からクエスチョンマーク(?)へ変わっている。
- 先頭に黒い四角があらわれ、その中にDoが入っている。
次は三単現の文章を疑問文に変えると、どうなるか見てみましょう。
例文)She plays tennis.→Does you play tennis?
- もともとあった、単語の位置は移動しない。
- 文の一番最後はピリオド(.)からクエスチョンマーク(?)へ変わっている。
この2つは、普通の一般動詞の疑問文と同じです。
しかし、1つ、決定的な違いがあります。それは、
- 動詞(です・する)についていたSがとれて、代わりに、先頭のDoの後にSがくっついたというところです。(図のオレンジ色の矢印で示した箇所)
(※否定文のときも説明していますが、DoSではなくDoesとなるのは、Do のように「-o」 で終わる語では、esをつけるというルールがあるためです。)
答え方
ちなみに、このような疑問文で聞かれたときは、どう答えれば良いのでしょうか?
「はい。」「いいえ。」両方のパターンを見てみましょう。
まずは、ふつうの一般動詞の場合です。
例文)Do you play tennis?(あなたは、テニスをしますか?)
ーYes, I do.(はい、(私はテニスを)します。)
ーNo, I do not(don’t).(いいえ、(私はテニスを)しません。)
イエスかノーで答えた後に、
- 動詞の部分(青い四角)には、肯定文の場合はdoを、否定文の場合はdo notをつけるようにしましょう。
- 「あなたは(you)?」と聞かれたので「私は(I)~」というように、YouをIに変えてあげましょう。
下のイラストを見ると、なぜそうしなくてないけないか、理解しやすいと思います。
次は三単現のついた文章の疑問文の作り方です。
例文)Does she play tennis?(あなたは、テニスをしますか?)
ーYes, she does.(はい、(私はテニスを)します。)
ーNo, she does not(doesn’t).(いいえ、(私はテニスを)しません。)
今回は、
- 「彼女は(she)?」と聞かれたので回答でも「彼女は(she)~」というように、sheはsheのままで文章を作りましょう。
つぎのイラストを見ていた頂くと理解してもらいやすいと思います。
- また、doではなく、doesを使うという点もふつの一般動詞の文章との違いです。
いかがでしたか?
以上が三単現のついた文章の否定文と疑問文のまとめでした。
理解できるまで見返して、三単現の文章をマスターしてくださいね!