Wh疑問文となると、疑問詞はどうしたらいいのか、語順はどうしたらいいのか混乱しやすいところ。
でも、学校ではWhatの疑問文、Whereの疑問文のように、バラバラに学んでしまうので、それぞれの使い方を混同してしまうのも無理のないことなんです。
そこで、この記事では代表的なWh疑問詞である、Who/What/Where/When の4つの疑問詞を使った疑問文の作り方をイラストと図を使ってまとめました。
一気に疑問詞を比較することで、規則性が見えてくるのでわかりやすくなること間違いなしです!
また、この記事のなかで、なぜWho/Whatの疑問文にはdoがついたりつかなかったりするのかも明らかにしていますので、お楽しみに!
目次
Wh疑問文を学ぶ前に:語順を知ろう
これから三単現の説明をしていくわけですが、より理解を深めるために、英語の語順を学ぶことが大切です。
英語は単語が置かれる場所によって意味が固定されています。
左から順番に
「だれ・なにが/です・する/だれ・なにに/だれ・なにを/どこ/いつ」
となります。
例外はあるものの8割くらいの語順が、これで説明できます。
※これは、京都大学教授の田地野彰先生が推奨している方法です。
詳細を知りたい方は別記事のリンクをご参照ください。
基本文:「あなたは、彼に英語を学校で月曜日に教える。」
Wh疑問文を作るには、かならずもととなる肯定文を意識するようにしましょう。
今回は、次の文章を使って、Wh疑問文の作り方を考えたいと思います。
You teach him English at school on Monday.(あなたは、彼に英語を学校で月曜日に教える。)
Wh疑問文の原則:Wh疑問詞+do+だれ・なにが~?
Whの疑問文では、原則、次のような語順で単語を並べます。
Wh疑問詞+do+だれ・なにが~?
尋ねたい箇所を、適切なWhの疑問詞(後述※補足1※)に変更し、文章の一番先頭に持っていきます。
疑問詞に変えてしまった部分は、そのまま空白(図で×をつけた部分)にしておきます。
基本文をWh疑問文に変換する
早速、いま学んだルールに基づいて、以下の基本となる文章をWh疑問文へ変えてみましょう。
You teach him English at school on Monday.
(あなたは、彼に英語を学校で月曜日に教える。)
- Who teaches him English at school on Monday?
→(だれが、彼に英語を学校で月曜日に教えますか?)
- Who do you teach (×) English at school on Monday?
→(だれに、あなたは、英語を学校で月曜日に教えますか?)
- What do you teach him (×) at school on Monday?
→(なにを、あなたは、彼に学校で月曜日に教えますか?)
- Where do you teach him English (×) on Monday?
→(どこであなたは、彼に英語を月曜日に教えますか?)
- When do you teach him English at school (×)?
→(いつ、あなたは、彼に英語を学校で教えますか?)
※補足1※ 対応する疑問詞
どの部分を、疑問文で聞きたいかによって対応する疑問詞が違います。
- 「だれが」「だれに」「だれを」を尋ねたい→who
- 「なにが」「なにに」「なにを」を尋ねたい→what
- 「どこ」を尋ねたい→where
- 「いつ」を尋ねたい→when
※補足2※ だれ・なにがを疑問詞にするときの語順
だれ・なにがの部分を尋ねたいときは、だれ・なにがの部分が、Who/Whatに変換されて文の一番はじめに移動してしまいます。そのため
Wh疑問詞+do+だれ・なにが~?
の順番を作ることができません。
そのため、だれ・なにがを尋ねたい場合は、例外的に、だれ・なにがの箇所を疑問詞のWho/Whatに置き換えます。
詳しくは、以下の記事もご参照ください
【関連記事】whoの疑問文~doがつく/つかないときの違い【徹底解説】
【関連記事】whatの疑問文~doがつく/つかないときの違い【徹底解説】
※補足3※ だれ・なにがを疑問詞にするときの三単現のS
だれ・なにがの箇所を疑問詞のWho/Whatは、三人称・単数形扱いです。
かつ今回は現在形なので三単現のSがついています。詳しくは、
【関連記事】三単現のSとは?付け方を徹底解説!【分かりやすい図解付き】
【関連記事】三単現の疑問文と否定文の作り方【分かりやすい図解付き】
以上Wh疑問詞による疑問文の作り方でした!
ぜひ関連記事をあわせて読んで、理解を深めてくださいね^^